白玉庵のいちにち

表千家茶道教室

2007-01-01から1年間の記事一覧

あさからくるまにのる

あさからあるいたつぎのひは、あさからくるまにのりました。 といってもわたしはくるまがうんてんできないので、のせていただきました。 あさの8じ45ふんからよるの10じごろまで。 やく13じかん。とちゅうこんびにによっておてあらいをおかりしたり、「えき…

あさからあるく

きょうはあさからあるきました。 えれべーたーがてんけんちゅうだったのでななかいからちじょうにおりて、そこからびょういんへ。 いんふるえんざのよぼうせっしゅのよやくにいきました。 このびょういんには、はいえんでしにかかっているときにおせわになっ…

ひらがな日記

いしかわたくぼくに「ローマ字日記」というのがあります。 あいするからこそつまによませたくないにっきというめいもくだったそうです。 わたしの「ひらがな日記」は、そういうめいもくはないです。 ただ、わたしはひらがながすきです。じぶんのせいしつにあ…

はじおおきひび

わたしはたいていはおっとりのんびりしているのに、はっかてんにとうたつしてかっとなってしまう、ことがあります。 かっとなることをわたしのひびからとりのぞいたら、ただただおっとりのんびりしているひびになる。 わたしをはっかてんにさそうせかいとい…

お酉さまに行く

今年は二の酉までだったからでしょうか。 23日のお酉さまはものすごい人出でした。 わたしは誘っていただき、毎年新宿花園神社に行きます(去年は行けなかったです)。 今年はいままでで一番人出が多かったように思います。なにしろお参りするまでに30分はか…

先生のこと

風邪をひいたのでお稽古はお休みにします、とお嬢さんからお電話をいただいたのが10月の上旬。 ところがお風邪どころではなかったのでした。 20年ほど前に心筋梗塞で生死の間をさまよわれたこともある先生。この間、いよいよペースメーカーを入れる手術をさ…

正座椅子をお願いする

長く正座をするのがちょっとつらいときがあります。 一年くらい前のこと。社中の方たちが正座椅子(一見すると普通のバッグですが、ひっくり返すと正座用の椅子として使えるもの)を茶道具屋さんにお願いしていました。そのとき、わたしはまだ大丈夫だとおも…

椿屋珈琲店の前を通過して

滝沢が椿屋珈琲店に変わってしばらく経つけれど、滝沢を知らなくて、さいしょから椿屋珈琲店の存在しか知らない人が増えれば、滝沢の存在は自動的に忘れ去られる。 滝沢ではいろんな方に会った。椿屋珈琲店になってから会った方は、数えあげられるくらいまだ…

花月のこと

「花月」のお稽古をしました。 七代目如心斎さまが考案された七事式のなかのひとつ。札の出方で、お茶をいただいたり、お点前をしたりするお稽古です。 「月」の札が出れば、お茶をいただく。「花」の札が出れば、お点前をするという約束があらかじめありま…

黒田正玄十三代目のお話 最終章

という次第で、7月1日、川口で行われた夏期講習では黒田正玄十三代目の実物にお目にかかることができた。 ここまで、書いてくるのに実に二ヶ月以上の日々が流れている。しかし、黒田家の系譜を考えれば、たかだか二ヶ月?というわずかな時間ともいえなくも…

黒田正玄十三代目のお話 2

黒田正玄十三代目のお話のなかでいちばん印象深いものは、黒田家の系譜である。 なかでも十代目のお話は、なまなましいものであった。あまりになまなましいので、そんなことこんなとこで話してくださっていいのだろうかとおもった。しかし、十三代目は淡々と…

黒田正玄十三代目のお話 1

さて、茶勺である。 お茶のお稽古の席では、「正玄(しょうげん)のうつしもので、銘は石清水でございます」などと言っている。 この場合、お稽古用のお茶勺のご銘なので自分で名付けてもいいけれど、たいてい先生におうかがいする。 (ご銘のあるお茶勺の場…

八月の和菓子

八月はお茶のお稽古はお休み。 久しぶりに池袋のデパート地下に行くと涼しそうな和菓子の前でたたずんでしまった。 夏は水ようかんの類がおつかいものには喜ばれるだろうな、ゼリーの類はどうだろう。 自分の好みでつい考えてしまうところがある。 明日は小…

新じゃがいもと反省ひとつ

新じゃがいもが届けられたのは、14日の土曜日。台風4号の雨のなかをたくさんのじゃがいもを届けてくださった福本さん。ありがとうございます。家庭菜園の作物をお裾分け(紫いもははじめて食しました)してくださったのです。 メモ書きもうれしく、とってあ…

黒田正玄十三代目のお話 序章その2

7月3日に書いた「黒田正玄十三代目のお話 序章」のつづきです。 お弁当を食べ終えたわたしは、ひとり懐石をすませたと考え、設けられている呈茶席でお薄をいただきました。 これもやはりたのしみのひとつ。 主菓子、そのあといただくお茶はやはり美味しい。…

『山谷崖っぷち日記』を読む

さて、支離滅裂なわたしの読書傾向はとどまるところを知らないけれど、日曜日に読み終えたのが『山谷崖っぷち日記』大山史朗著(角川文庫)でした。これは応募作品として、第九回開高健賞を受賞。書籍として刊行されたそのときはとりたてて食指が動きません…

黒田正玄十三代目のお話 序章

日曜日には夏期講習で川口まで行きました。 そこで黒田正玄十三代目のお話を聞きました。 私は、なす紺の絽の着物を着て淡い紫の絽の帯を締めて出かけました。帯締めは淡い紫、帯揚げは流水を基調にした白に黄土色の飛びドット模様。少しでも涼しく見せるた…

わたしが読んでいる本

いま、たてつづけに読んでいる傾向の本のタイトルを見たら、いかに私が支離滅裂な人間かがわかる。 去年のことだったか、ふとしたことで出会うことになった気功の方から「あなたは、野垂れ死にをしてもかまわないと思っている魂の持ち主だ」と言われたことが…

「トッケー」と鳴くヤモリ。

一昨日UPしたバリ島の写真ですが、こぢんまりとしたホテルの中庭です。 ご一緒したご夫婦がよく使われるところだとか(ご夫婦は100回以上、インドネシアを訪れているかたたちです)。トッケーという鳴き声がどこからか聞こえてきて、その声を聞きながら午…

「あみだくじ」で性格がわかる?

控えの間で待っていると、お嬢さん(先生はこのお嬢さんのことをうちの内弟子さんと言っている)が「あみだくじ」を持ってきてくださった。このあみだくじにはいつも感心させられる。 それぞれの名前を書いて、そのはしご(のようになった状態)の縦線に加え…

母の着物

夏の定番、琉球絣の着物を見るたびに、母を思い出します。母は好きだったのでしょう。白い生地に黒の絣模様の着物が何枚か、私の手元に残りました。白いパラソルをさしていた母の姿。おしゃれが好きだった母の着物たち。 けれど、それは7月8月までお預け。…

雨の日のお茶のお稽古

今度のお茶のお稽古には、さすがに2週つづけて華ちゃんの着物を借りることはできない。 完全な夏の着物に入る前の、単衣の着物の数は極端に少ないのです。 そういえば八重桜の宴の席で着物をたくさん持っている方が同席されました。 着物を買うために働いて…

雨の日のお茶のお稽古

お茶を習っているみなさまはたしかにお金持ちが多いようです。でも、家人などはお金持ちでなくても「好き」だけで続く世界なのかと、世の中の認識とは少し違う認識をし始めているらしいです。 それは、ひとえに私が見本になっているという次第ですが、昨日は…

すべてが並行して…

マンション補修の工事として先週の土、今週は月、火、水、木と工事の人が入ることになりました。 定期ものの仕事が佳境に入る日にちと重なるということを編集スタッフに話すと、それでは、その前にぜひ、と言われてしまいやぶへびに、と思っていたけれど、仕…

プロボクサーのお名前

昨日のことでした。 タクシーの運転手さんに話しかけられました。 「私、千昌夫と中学の同級生なんですよ。私は秋田の出身ですけど、秋田と岩手の県境のところにあった学校だったんです」 千昌夫は岩手の出身なのだそうです。 いまでも電話で話をするらしく…

「若冲と琳派」

いまから3〜4年前に「若冲と琳派」の展覧会に行ったことがあります。 手元にあるカタログを見ると、副題が「きらめく日本の美―細見美術館コレクションより」とあります。 私はこの展覧会に、そういえばひとりで行ったのでした。仲良しのKさんも郷里に帰っ…