お花のお稽古
令和五年八月二十六日(土曜日) お軸は、堀内宗匠の「和敬清寂」。 宗匠は、御著書『歩々清風』のなかで、以下のように教えてくださっています。 「これは、昔から「和敬清寂」と一句に読み下さずに「一つ和、一つ敬、一つ清、一つ「寂」と一時一時に見る見…
令和五年八月五日(土曜日) 夏のお稽古をいたしました。 お軸は、滝直下三千丈 前大徳寺誠堂さまの墨蹟です。 お花はベランダに咲いてくれた白い木槿、矢筈ススキを桔梗口の青銅花入れに活けました。 お花は、その日の朝に咲いてくれることを祈るばかりです…
(お花のお稽古に行く途中で咲いている紫蘭) シランという花は、お茶花にもよく使われる花です。 床の間に一輪飾られているときにも心うばわれますが、こうして道ばたに無造作に咲いている姿にも足をとめずにはいられません。 4月から5月にかけて、わたし…
どんなに忙しくしていても、お花のお稽古を休むことはありません(昨年、座敷わらし状態になったときは、さすがにお休みしましたけれど…)。 「きょうは、どんなお花に出会えるのか」 それを考えるととてもたのしみ。 そして、昨日、出会えたのは、菖蒲/し…
(芍薬/シャクヤクの花たちとウツギ) わが家にやってきてくれた芍薬さんたち。ありがとうございます。 のびのびと咲いてくれている姿を見ると、わたしの気持ちまで自由になります。 ここ20数年間、ゴールデンウィークとは無縁の生活をしているわたしですが…
(木葉でまりと赤いグラジオラスの魅力) 先日のお花のお稽古では、木葉でまりと赤いグラジオラスと紫のチースの組み合わせをたのしみました。 この写真のグラジオラスは少し花が開き始めていますが、お稽古の日のグラジオラスは蕾でした。赤というより、オ…
(桃の花とアイリスと菜の花も少し。) ジョン・レノンが写る定位置に花入れを飾ると、こんなふうにしか写せないのが難点ですが、それとは別にお花を写真に写すのはとても難しいです。 ここに飾るときは投げ入れという方法をとりますが、写す角度によっても…
(写真の左端にタテにのびているのがゼンマイです) 一昨日のお花のお稽古の花材は桜でした。 もうすぐ春がやってくるのですね。 花材のなかにゼンマイが入っていたのにはびっくり! そういえば、先日姉のところで「いたどり」の塩漬けをもらって帰ってきま…
長かったですね。 そういうときもあるんですね。 お花の先生がおっしゃる。 やっと、咳が鎮まってきた感じだ。 ただ、龍角散ののどあめは必需品。 (るりたまあざみとひまわりとぎぼしの葉)
これは、きのう撮った写真。家のまわりの陽のあたらないところでは、雪がしっかりと残っていました。きのうは、お花のお稽古に。 電車に乗っているときにハサミを忘れてきたことに、気づく。 お茶のお稽古に行くときに扇子を忘れることもあってはならないこ…
(赤芽柳とチューリップ) 先生と新年のごあいさつを交わしたあと、さっそくお花のお稽古がはじまりました。本日は赤芽柳とチューリップ。春を感じます。 先生は今度の日曜日、池袋のメトロポリタンホテルで新年会に出席されるのですが、お供ができず残念。…
お正月を迎えるお花とあって、最後まで心配をされていた先生から、さきほど、やっぱりお電話が。 「ちゃんと活けられたかしら?」 「ええ、なんとか」 「それならよかったわ。大丈夫だったかしら、と心配になったので」 「大丈夫、と思います。でも、先生が…
(若松五本活け) お正月には若松をと、きのう挑戦。以前、活けたときよりも考えられないほどすんなりと活けられたので、自分で驚く。木槿(白い花の咲く木槿が扱いやすいとのことでした。30度と30度に開きながら、薄端の直径にあわせて調えます)の枝を使っ…
きょうは、これから若松を活けるお稽古に出かけます。 お花のお稽古、お茶のお稽古がメインのようになったこのブログを読んでくださっている方からみれば、師走もおしせまったというのに、のんびりと過ごしているとおもわれることでしょう。実は、書いていな…
(日本水仙の優雅さを堪能) きのうはお花のお稽古で水仙を活けました。 いっけん、すぐに活け終わってしまいそうな花材ですが、ハカマをはかせるという作業のコツを先生から教わりました。以前、お稽古したときよりも、すっきりと頭に入ってきた感じがしま…
きょうはお花のお稽古に行きました。 花材は、ストレチア、チース、ニューサイラン。 ストレチアとは、和名で極楽鳥。 昔は、輸入品だったため、とても高価だったそうです。ほんとうに、鳥のようなお花。 ニューサイランは、きょうは、指で自然なカーブをつ…
きょうはお花のお稽古に行きました。 きょうの花材は、赤芽柳とレインボー、赤いカーネーションとかすみ草。 赤芽柳はためて使う。 レインボーはためることはできない。 11月19日の資料のプリントをしているのですが、ものすごく時間がかかります。その作業…
部屋には、ピンクの桃の花が咲き、黄色のフリージアの花が咲いています。 お花を活けるのは、画を描くことによく似ていると思います。 もちろん、型にはいってこその美しい活け方もありますが、現代花のときは、ある約束事を守れば自由に活けることができる…
白梅は凛々しく活けるように。 いま咲く椿は、花が葉っぱの陰に隠れているから、そっと葉っぱから花を出してあげてください。他の椿とくらべて、藪椿の葉っぱは少しやわらかい。さわってみるとわかると思いますよ。 以上、先生の言葉。
(水仙、藪椿 茶花をいける) 今年もまた、コンピュータにふりまわされています。 ここにきて、あまりにも動きがぎくしゃくしてきて、カーソルも反応しなくなってしまいました。仕事がはかどらなくて、困ります。 それで、素人判断で、写真ファイルの容量に…
昨日のお花のお稽古では、室(むろ)で育てたという桜。すかし百合。赤紫の小菊を活けました。 桜の木は、折れやすい。ためるという作業をしていると、微かな音がします。枝の骨が折れているのです。力を入れすぎてはだめなのです。 木槿の木などは、少々力…
蒲(がま)を竪琴のように活けると、涼しい風を感じるようです。 夏は、しかし花の寿命が極端に短い。 オレンジ色の鬼百合が蕾をたくさんつけてわが家にやってきたけれど、次々と花開き、ハラハラと散っていきました。 わずか一週間の命でした。 それに小さ…
今朝もやはり蕾のまま。 昨日の日記で、わたしにできる最後のこと、みたいなことを書きましたが、ただ初心に戻って、もう一度、先生から教わった「水揚げ」を試みてみたのでした。 この「水揚げ」も三度目。 これ以上は、芍薬の茎も耐えられないでしょうね。…
写真は、お稽古のあと資料として撮ったものです。 芍薬、ドウダンツツジ、チース 芍薬の花は水揚げが大事です。 先生がおっしゃったとおり、いま、気がかりなのは、その芍薬のこと。 三本の芍薬の蕾のうち、ふたつは大きく花開いたのに、残るひとつだけがま…
お稽古のあと、リョウブと小菊を片づけたあと、杜若だけを撮影したもの。まだ、花は蕾なので、葉っぱのように見えます。新しい携帯で撮ってみました。 先日のお花のお稽古では、リョウブ、小菊と。もうひとつは独立させて杜若を活けました。 リョウブの木は…
活け方、撮影の腕は問わず…。 ただただ雲龍柳に極楽鳥(花)の組み合わせが素晴らしい(以下、(花)を省きます)。 「雲龍柳と何を合わせるのかと思ったら、奥のほうから極楽鳥を持ってきてくれたのよ。こんなに合うなんて思わなかったわ」とお嬢さん。 「…