お花のお稽古
本来無一物(堀内宗匠墨蹟)秋明菊(貴船菊とも) 風炉の季節も終わりに近づく十月のお稽古。名残の花には秋明菊を入れました。冬になるまえに、お庭に咲いているたくさんのお花を入れて、ゆく季節を慈しむということから、名残りの花といわれるかと思います…
タカノハススキと秋海棠と。お軸 菊(酒井抱一画) この夏の暑さは、酷すぎました。 ベランダの草花も、葉っぱが枯れてしまい、息も絶え絶え。人も息絶え絶えの日々でした。 十月になっても三十度の日があるなんて、、、 この日は、お花は諦めて、菊の絵のお…
木槿の親子 主菓子は、団扇(京都・仙太郎) 連日の暑さに、お稽古にみえた方にはまず冷たいお水でノドをうるおしていただくところから始まります。 ベランダに咲いてくれた木槿。ところが、すぐそばに小さな蕾(お稽古の途中から開き始めましたが)があり、…
お稽古の朝、咲いてくれた木槿とタカノハススキと。 ちょうどのタイミングで咲いてくれたことの有り難さをおもいます。 白い木槿の凜とした佇まいは、茶室を茶室に、亭主を亭主に目覚めさせてくれるようです。 ものいわぬ茶花に導かれているような時間に、そ…
夏になると、このお軸もたいていのお茶室に掛けられるようです。 滝 直下三千丈 このお軸の前にすわり目を閉じていると、不思議なことに、滝からの勢いのよい水しぶきが感じられます。わたしはお茶室を抜け出して、滝の落ちる、風にそよぐ緑の木蔭にいます。…
ベランダに咲いてくれた木槿 「清風在竹林」(堀内宗匠墨蹟) ベランダで咲いてくれた日日草 七夕(川越 亀屋紋蔵製) (お稽古日に活けました。かわいい日日草と、すくすく育ったタカノハススキ) このところ、続けてお稽古がありました。 お花は、ベランダ…
半夏生 コエビソウ 「無心」堀内宗匠墨蹟 長緒のお稽古 夏至(今年は6月21日土曜日となりました)から数えて、11日目頃からの5日間は半夏生(はんげしょう)とよばれています。 先輩のお庭に咲いていた半夏生の気高さには圧倒されるおもいがしました。このよ…
二人静と紫蘭 四月の最後には、お許しをいただいた方の、この方にもはじめての長緒のお稽古をしていただきました。長い緒を小指にかけたり、仕覆のなかに緒をきちんとしまったり。できるようになるとちいさな感動がありますね。 そして、五月七日には、炉か…
長緒 昨日は、習事八箇条のなかの「長緒」のお稽古をしていただきました。 はじめてのお稽古となります。 それに加えて、一年にこの時期しか出さない「旅箪笥」を使いました。 長緒の解き方をしらないとお点前に進めないので、まず、長緒の結び方と解き方の…
緑水青山(前大徳寺 誡堂叟墨蹟) お花は、サンシュユと沈丁花。 沈丁花は、香りがあるので、茶花としては不向きかもしれませんが、一枝なら、と思われて、サンシュユと一緒にお持ちくださったのだと思います。 どちらも、先輩茶人のお庭に咲いていたお花で…
ベランダに咲いてくれた椿(加茂本阿弥) 二月末のお稽古では、加茂本阿弥がお稽古の朝に間に合ってくれました。 開くまでは白玉とよく似ている椿ですが、ここから先が白玉とは別の、華やかな姿を見せていきます。ただ、その姿はお茶室では見かけることがあ…
尾形光琳の白玉椿 お花の少ないこの時期、お軸には尾形光琳の「白玉椿」を選んでみました。 お茶のお稽古にみえた先輩茶人お二人を凜とした表情でお迎えくださいました。 しばし三人でうっとり。
熱海MORE美術館 の紅梅 熱海MORE美術館の白梅 二月の初めに熱海MORE美術館に社中の方たちと出かけました。 日当たりによっては、同じ敷地でも開き方が違いますが、紅梅の方が開花期が少し早いと言われています。 風は冷たかったですが、お天気に恵まれました…
花のよろこび(随筆)を「カランドリエ」に掲載させていただきました。 www.dropbox.com 先輩茶人のベランダで咲いていた菊(リン)とコエビソウ 筒茶碗(寒月) 一月最後のお稽古には、筒茶碗を使いました。寒月という銘の極寒のお茶碗です。
長板 皆具(青磁) この日はお天気もよく、お着物姿のみなさんにとっても恵まれた一日となりました。 本年も、豊かな時間をともに過ごすことができると嬉しいです。 ささやかながら、あみだくじをひいていただくというたのしみも準備いたしました。 ご自宅で…
春入千林處々鶯(はるせんりんにいりてしょしょにうぐいす)堀内宗匠墨蹟 いろんなお茶の時間をたのしませていただいていることに感謝しています。 一月一〇日には、今年はじめての初稽古を行いました。 お二人の先輩茶人と過ごすお茶の時間がわたしは好きで…
お稽古納め お軸は「無事」。堀内宗匠の墨蹟です。 無事に一年を終えるということは、当たり前のことではなく、なんと「有難い」ことなのか、と毎年思います。 いまの季節、ベランダには嵯峨菊が咲き乱れていて、今回も嵯峨菊を活けました。 可愛い花です。…
嵯峨菊と石蕗の葉っぱと この日のお稽古では、お一人が略盆点前を行いました。 表千家ではお稽古としては、あまり行わないこともありますが、略だといっても、基礎あってのお点前だとあらためて思いました。 お盆の上に仕組んだお茶碗を置いて、その右側少し…
開門落葉多(かいもんらくようおおし)と良寛さんの五合庵 このお軸を掛けるとき、良寛さんの五合庵を思います。 数年前の四月の一日、その日は春の光が庵をすっぼりと包み込んだ、おだやかな暖かい一日でしたが、同時に、冬はどんなに寒いことかと思わずに…
炉のお稽古をいたしました。(令和六年十一月二日) 今年も炉の季節になりました。 この日は、運び点前のお稽古をしました。 風炉から炉に、炉から風炉に変わるとき、身体が少しとまどいます。 茶入れを出したあとのお仕覆の位置は、水指しの左の真横に置き…
絵葉書 尾形乾山 藤原定家の歌 人めさへ いとど深草 かれぬとや 冬まつ霜に 鶉鳴く覧 花薄 草の袂の 露けさを 捨てて暮れゆく 秋のつれなさ 鈴木其一と伊年印の優品とともに 地下鉄表参道を地上にあがると、根津美術館への道はつづきます。 この道は、わたし…
ずいぶんと遠いところに旅をしていたような気持ちがします。 初夏には、お茶に関わるものではありませんが、書籍を刊行しました。 執筆から一冊にまとまるまで、ほんとうに長い旅をしたように思います。 といっても、お茶のお稽古は通常通り行っていました。…
令和五年八月二十六日(土曜日) お軸は、堀内宗匠の「和敬清寂」。 宗匠は、御著書『歩々清風』のなかで、以下のように教えてくださっています。 「これは、昔から「和敬清寂」と一句に読み下さずに「一つ和、一つ敬、一つ清、一つ「寂」と一字一字に見る見…
令和五年八月五日(土曜日) 夏のお稽古をいたしました。 お軸は、滝直下三千丈 前大徳寺誠堂さまの墨蹟です。 お花はベランダに咲いてくれた白い木槿、矢筈ススキを桔梗口の青銅花入れに活けました。 お花は、その日の朝に咲いてくれることを祈るばかりです…
(お花のお稽古に行く途中で咲いている紫蘭) シランという花は、お茶花にもよく使われる花です。 床の間に一輪飾られているときにも心うばわれますが、こうして道ばたに無造作に咲いている姿にも足をとめずにはいられません。 4月から5月にかけて、わたし…
どんなに忙しくしていても、お花のお稽古を休むことはありません(昨年、座敷わらし状態になったときは、さすがにお休みしましたけれど…)。 「きょうは、どんなお花に出会えるのか」 それを考えるととてもたのしみ。 そして、昨日、出会えたのは、菖蒲/し…
(芍薬/シャクヤクの花たちとウツギ) わが家にやってきてくれた芍薬さんたち。ありがとうございます。 のびのびと咲いてくれている姿を見ると、わたしの気持ちまで自由になります。 ここ20数年間、ゴールデンウィークとは無縁の生活をしているわたしですが…
(木葉でまりと赤いグラジオラスの魅力) 先日のお花のお稽古では、木葉でまりと赤いグラジオラスと紫のチースの組み合わせをたのしみました。 この写真のグラジオラスは少し花が開き始めていますが、お稽古の日のグラジオラスは蕾でした。赤というより、オ…
(桃の花とアイリスと菜の花も少し。) ジョン・レノンが写る定位置に花入れを飾ると、こんなふうにしか写せないのが難点ですが、それとは別にお花を写真に写すのはとても難しいです。 ここに飾るときは投げ入れという方法をとりますが、写す角度によっても…
(写真の左端にタテにのびているのがゼンマイです) 一昨日のお花のお稽古の花材は桜でした。 もうすぐ春がやってくるのですね。 花材のなかにゼンマイが入っていたのにはびっくり! そういえば、先日姉のところで「いたどり」の塩漬けをもらって帰ってきま…