白玉庵のいちにち

表千家茶道教室

お茶のお稽古

和敬清寂。(堀内宗匠のご本から)

令和五年八月二十六日(土曜日) お軸は、堀内宗匠の「和敬清寂」。 宗匠は、御著書『歩々清風』のなかで、以下のように教えてくださっています。 「これは、昔から「和敬清寂」と一句に読み下さずに「一つ和、一つ敬、一つ清、一つ「寂」と一時一時に見る見…

夏のお稽古をいたしました。

令和五年八月五日(土曜日) 夏のお稽古をいたしました。 お軸は、滝直下三千丈 前大徳寺誠堂さまの墨蹟です。 お花はベランダに咲いてくれた白い木槿、矢筈ススキを桔梗口の青銅花入れに活けました。 お花は、その日の朝に咲いてくれることを祈るばかりです…

平水指のお稽古をしました。

令和五年七月二十九日(土曜日) 平水指のお稽古をしました。 きょうは、夏にしかできないお稽古をしました。 平水指に平茶碗 それから、絞り茶巾のお稽古も。 緑地金襴手 平水指 根津にある桃林堂 夏の風物詩 白あんと檸檬 (写真はお店のホームページから…

バティック(更紗)の布から、名古屋帯へと。

インドネシアのソロで購入したバティックの布を名古屋帯に仕立てていただきました。 購入したとき「いま、出回っているバティックの模様とは違い伝統のバティック柄です」とお店の方から言われました。当時(十五年ほど前?)は、すごく地味に思えましたが、…

お茶のお稽古をしました。

令和五年七月六日(木曜日) 先輩お二人を迎えて、お茶のお稽古をしました。 「清風在竹林」(堀内宗匠絵墨蹟)と、お花は、お庭に咲いていた、矢筈ススキ/鷹の羽ススキ、木槿、黄水引をいただきました。お棚は、糸巻棚を使いました。 台飾と薄茶をそれぞれ…

バティック(更紗)の布を名古屋帯に仕立てていただく。

令和五年六月二十五日(日曜日) 二ヵ月ほど前にお願いしてあった、バティックの布から名古屋帯が仕立て上がり(急がないからとお伝えしていました)、大山駅南口のイタリアン・トマトで受け取りました。 十数年前にインドネシアに旅をしたときに購入したも…

習事「台飾り」のお稽古をしました。

令和五年六月二十四日(土曜日) 家元から届いた「習事」のお免状をお渡ししたお二人には、さっそく「台飾り」のお点前をしていただきました。 これからも「習事」(八箇条)のなかのお点前を少しずつお稽古していただきたいとおもいます。 また、高校時代に…

台飾りのお点前

令和五年五月二十四日(水曜日) 先輩のお二人をお迎えしてのお稽古を行いました。 先日の一般講習会でお点前をされていた、台飾りをしました。 台天目を二重棚に乗せて始まりますが、 濃茶を点てて出すときに、つい台天目の存在を忘れそうになります。 お棚…

気づくまでは気づけないこと。一、水指について。

気づくまでは気づけないこと。一、水指について。 もうずいぶん前になりますが、気づくまでは気づけないことがあるということを、自分へのいましめとともに肝に銘じたことがあります。これは、お点前のお稽古手順などと違い、とりたてて教えられるものではな…

(5月の茶道教室)虎の尾を活けました。

5月の茶道教室。 本日の茶花は「虎の尾」。 利休居士も好まれた花です。

秋の一日、護国寺のお茶会に行きました。

束の間の一服 こんな一日もあってもいいでしょうか? (東京・護国寺の山門。門の向こうに秋の青空と紅葉が一枚の絵のように切り取られて美しい…) (お茶会が終わり、ご一緒した社中の方に撮していただきました)洋服は、黒か紺が多い私ですが、着物は、薄…

神田明神の献茶式に行きました…。

神田明神では、一ノ宮に大己貴命(オオナムチノミコト、だいこく様)、二ノ宮に少彦名命(スクナヒコナノミコト、えびす様)、三ノ宮に平将門命(タイラノマサカドノミコト、まさかど様)の3柱がお祀りされています。 写真は、浦安稲荷神社です。 元は豊嶋郡…

初釜のときを、あっというまに過ぎて…。

(あっという間に三月も終わります。今年の初釜の日に…。春入千林處々鶯(はるせんりんにいりてしょしょにうぐいす)) 1月決算のため、決算資料を作り終えて、税理士事務所に送付。通帳などのコピーを宅配便にて発送しつつ入力データはメールで送るという作…

堀内宗心宗匠の「日々のけいこ」を読む。

(『おのれを磨く 日々のけいこ』堀内宗心著) これで充分できると自分で意識したとき、もう一回同じことを繰り返す。これがけいこです。(堀内宗匠) 平成27年5月27日、堀内宗心宗匠が逝去されました。96歳。 宗匠の死をわたしが知ったのは、7月に入ってか…

教授者講習会に行く その二

(エスカレータをのぼり、会場へと向かいます) (覚書) ☆お菓子おたずねのとき 1、先にご製造元をたずねる 2、次にお菓子の銘をたずねる ☆ご亭主から出された出袱紗についてお正客の態度は 1、ご亭主の出袱紗をそのまま使います (連客が、お茶の席に不慣…

教授者講習会に行く その一

(五反田まで教授者講習会を受けに行きました) 今年はいつもの年に較べて余裕をもって会場に到着したのですが、入口で手渡すことになっている案内の葉書を家に忘れてきたことに気づく。完璧ということにはほど遠い毎日が過ぎていきます。 「はがきを忘れて…

白雲抱幽石(はくうんゆうせきをいだく)

梅雨が明けて、猛暑が始まりました。 先日床の間に掛けられていたのが「白雲抱幽石」というお軸(寒山詩)。 夏本番といった感じがします。 山頂にむくむくと沸き上がる入道雲が見えてくるようなお軸でした。 大きな石を包み込むかのような白い雲。自然の持…

お茶のお稽古に行けず…。

またしても、お茶のお稽古に行くことができませんでした。 先生に、今度のお稽古はお休みしますと、ショートメールを出したら、いま、(お茶の)総会の最中ですとお返事がありました。会場である東京国際フォーラムからのメールでした。 もちろん、先生はあ…

お茶のお稽古にも行けず…。

去年の5月の上旬のことでした。 急性扁桃炎にかかったわたしは、仕事を抱えていてほんとうに困りました。いまも完全に治っている状態とはいえないので、いかに、ひどいダメージを受けたか。考えると、もうあの日々だけはいやだとおもいます(夕暮れ時、横に…

「盆点(ぼんてん)」のお点前をさせていただく…。

「盆点(ぼんてん)」のお点前を一月にひきつづき、二月にもさせていただきました。 贅沢なお稽古。 盆点のお点前の流れをやっとつかめてきたのかもしれません。 まずは、お点前の準備から。 水差しを定位置に置きます。 唐物を載せたお盆を水差しの前に置き…

茶通箱のお点前と正客をさせていただく…

先日のお茶のお稽古はものすごくぜいたくな時間でした。 もともと「茶通箱(さつうばこ)」のお稽古は時間がかかるので、いちにちに一人が限度だとおもいますが、わたしがすでに早い時間にお点前をさせていただいたことを知らなかった社中の方が、先生に「茶…

今年も日常生活が始まりました…。

(元旦に開花した椿の花) 元旦に開花した椿の花ですが、椿の花の常として枝を離れてしまいました。名残の花としてしばらく飾っておくことにしました。 初詣には4日と5日に氏神さま(熊野神社)と、近くの氷川神社(ご祭神は、素戔嗚尊と藤原広継さま)に出…

茶通(さつう)箱をさせていただく…。

昨日は、単衣の着物を着てお茶のお稽古に出かけました。 グレーの地に白い撫子模様の小紋です。社中の方たちからいいですね、と褒められましたが、実はこれは洗える着物です。そう言うと、そう言われないとわかりませんね、と。実際、着ている本人にしかわか…

絽の着物を着てお茶のお稽古に…。

きょうも暑い一日でした。 盛夏にしか着られない着物、絽(ろ)/色無地(淡いピンク)を着てお茶のお稽古に出かけました。連日あんまり暑いので、この炎天下を着物で出かけるなんて、自分でも、正気? という気持ちがどこかでしないでもないです。 きょうは…

昨日、三カ月ぶりにお茶のお稽古へ…。

必需品になってしまった「龍角散ののど飴」を口に入れたまま、お茶室に入る。味覚がまだ、正常ではないので、せっかくの極上のお茶なのに、残念(臥竜山というお茶名で、加賀緑翆園詰め)。 病み上がりがひとめでわかるらしく、みんなから溜息をつかれる。先…

はやくまともな会話がしたい…。

昨日、茶友のSさんにキューバの蜂蜜を送っていただいた御礼のお電話をしました。 もう、そろそろ電話でお話しても大丈夫かと思ったのですが、話はじめるとやっぱり駄目で、まともに御礼も言えない状態で電話を切ってしまいました。 夜、茶友のOさんから電話…

お茶の先生とのやりとり…。

携帯電話でショートメールを体験したのは、お茶の先生を通してのことでした。以前にもどなたかからいただいたことがあったかもしれないですが、そのときは、通り過ぎた感じでした。このメールの実用性にはっきりと目覚めたのは、ここ最近のこと。メールアド…

表千家流のお茶のたてかた…。

どうしてこんなに忙しくなってしまったのか。 誰が決めたわけでもなく、自分で決めてしまった結果の忙しさなので仕方ないのですが、一昨昨日、一昨日、昨日と。そして、今日もでかけます。さらに、明日も。どうして、こんなにも…。自分でもよくわかりません…

「紅炉一点雪」について。

手元にあるお茶の本をぱらぱらとめくっていて、「紅炉一点雪」が目に入りました。 「真っ赤に燃えている炉に、一片の雪が舞い落ちて瞬時になくなるように、跡形を残さないこと。人間のはかない命や寿命、また煩悩や妄想が一瞬のうちに消え去る意味でも使われ…

久しぶりにお茶のお稽古に…。

節分の日とお茶のお稽古が重なったこともあって、昨日は久しぶりのお稽古となりました。 すると、きょうは太腿が痛いのです。お茶室では、立ったり坐ったりを繰り返すのですが、しかも、手を使わないでさっと立つのですが、これが意外と筋肉を使っているので…