白玉庵のいちにち

表千家茶道教室

着物のたのしみ

なにかの時にはよろしく、と言われる…。

着物を着て出かけた帰り、マンションの住人Mさんとエレベーターで一緒になる。 まあ、きれいに着ていらっしゃるとほめていただく。 自分では全く自信がないけれど、御礼を言うと、こんどなにかの時にはよろしくお願いしますねと言われる。全く自信がないのに…

草履のこと…。

(「ぜん屋」の草履 ホームページから) 先日、初めて参加させていただいたお茶の研究会で、先生宅の玄関にずらりと並んだ草履を見て、それまでなんとなく気になっていた草履のことが、一気にクローズアップされてきました。 わたしは「ぜん屋」の草履がお気…

白い半えりの美しさ。

刺繍(といっても白い糸のみの刺繍ですが)のついた半えりをここしばらくつけていました。 しかし、つけた瞬間からやっぱりあたりまえの白い半えりのほうがいいと思っていました。お茶室でも、白い半えりの人の着物姿が美しく思えてなりませんでした。ならば…

唐草模様好き

なぜか惹かれる唐草模様。手持ちの帯のうち、正倉院模様も含めて唐草模様の多いことにあらためて驚く。なぜ、こんなにも惹かれるのでしょう。秋も深まり、これからいくつかの会があります。そのときに着ていく着物と帯の組み合わせを考えるのは、たのしみの…

単衣の季節。

先日、結城紬を見せていただく機会がありました。 なんて涼しそう。肌色の、わたし好みの反物がありました。 七月八月になれば、絽や紗の季節になるので、単衣の季節はとても短かい。だから、とてもぜいたくな一枚です。少し、手で触れさせていただいたので…

扇太鼓結びの練習をする。

おめでたいときに締める帯に「扇太鼓結び」という結び方があります。 冷たい雨のなか、昨日はレッスンに。重いレッスンバッグを肩にかけて、手にはいつもの本の入ったバッグを持ち、傘もさして、東武東上線から、山手線に乗って出かけました。袴の着付け(美…

三月になれば…。

袴の着付けの特訓を何度か受けて、いよいよ三月の卒業式シーズンを迎えます。 「始発で行くんですよ。あなたのところからだと大丈夫かしら」 これまで何度か、先輩の人たちから言われていたのですが、そのときにならないとよくわからないわたしは、「大変で…

叔母から譲られた着物をきてお茶のお稽古に行く。

今日は、朝から寒い一日でした。 窓硝子にも水滴がついて、かなり寒そうだとわかりました。空を見ていると、雨が降り始めた模様です。 今日はお茶のお稽古なので、先日買い換えた雨の日のための草履カバーを装填。着物は、叔母から譲られた紬にしました(深…

袴の着付けについて。

三月は卒業式のシーズンです。 着物の着付けのお仕事が入ってきて、袴の着付けに駆り出される(駆り出していただける)ことになりました。 着付けには、力のいれ具合など、コツがあります。 みなさん(着付けをされる方、駆り出してくださるかた双方)にご迷…

半襟をつけなくては。

七月は早々にお茶のお稽古も終わり、のんびりと過ごしています。 八月は毎年夏休み。しかし、今年は那須でお茶会があるので、いまから緊張しながらその日に心を向けているようなところがあります。 間際になってあわてないように、そろそろ半襟もつけなくて…

単衣の着物のお手入れ

秋に預けていた単衣の着物二枚をクリーニングから受けとってきました。 一枚は茶道講師お披露目のときに作ったベージュの無地(紋入り)。一越しちりめんのもの。 もう一枚は、茄子紺の紗の着物。 できるだけ着物の売り場には近づかないことに決めているもの…

パーティ会場にて

毎年、春にはホテルで行われる表彰式の取材に行きます。 表彰式のあとは、場所を移して懇親会が行われます。 10数名の着物姿のコンパニオンの顔ぶれもおなじみ。そして、経営者のご主人と同伴されている、奥様がたの着物姿も素敵だと思います。 そのなかにい…

母の着物

夏の定番、琉球絣の着物を見るたびに、母を思い出します。母は好きだったのでしょう。白い生地に黒の絣模様の着物が何枚か、私の手元に残りました。白いパラソルをさしていた母の姿。おしゃれが好きだった母の着物たち。 けれど、それは7月8月までお預け。…