白玉庵のいちにち

表千家茶道教室

2008-10-01から1ヶ月間の記事一覧

組合点のお点前

組合点のお点前をさせていただく。 このお点前は、あらかじめ飾り付けをしておくので、ご挨拶ののち何も持たないでお席に入る。長板に皆具(かいぐ)は絵唐津。 真・行・草のなかの真のお点前となる。 お火箸をまず最初に長板の左横に移動。 ご挨拶の時期も…

じゅうぶん      

じゅうぶん 山本かずこ お茶のお稽古が終わって帰る私を、先生が玄関先まで見送ってくださった。上がり框の所で指をついてご挨拶される時もあるけれど、その日は、私と一緒に外に出られて、何げない感じで、来週は貝母が咲いているかしら、と言われた。 「貝…

十六夜の夜に

画面左上、十六夜の月が細長くみえるのは、ひとえに撮影の腕のせいです…。 タクシーの運転手さんには顔見知りの方が多い。お天気の話や着物の話、花の話など、たいてい先方から話しかけてくれる。 昨日の人もそのお一人。もう何度も乗せていただいた。 「タ…

極楽鳥(花)と雲龍柳

活け方、撮影の腕は問わず…。 ただただ雲龍柳に極楽鳥(花)の組み合わせが素晴らしい(以下、(花)を省きます)。 「雲龍柳と何を合わせるのかと思ったら、奥のほうから極楽鳥を持ってきてくれたのよ。こんなに合うなんて思わなかったわ」とお嬢さん。 「…

喫茶去

銘「喫茶去」 林竹作 筒 花押 辻常閑和尚 先生からお茶杓をいただきました。いまから二年ほど前のことです。銘は「喫茶去」。「きっさこ」と読みます。中国、唐の時代の趙州従諗(じょうしゅうじゅうしん)という禅僧の言葉だそうです。 「お茶を飲みに行こう…

珈琲カップのこと

長年愛用してきた白い色(うすい緑に見える箇所もある)の珈琲カップが朝起きたら欠けていました。 気がつかないうちに寿命がきていたのかもしれない。 このカップは池袋の西武百貨店で購入したもの。カルバンクラインの白い食器シリーズ(?)のひとつ。 も…