白玉庵のいちにち

表千家茶道教室

黒田正玄十三代目のお話 序章その2

7月3日に書いた「黒田正玄十三代目のお話 序章」のつづきです。
お弁当を食べ終えたわたしは、ひとり懐石をすませたと考え、設けられている呈茶席でお薄をいただきました。
これもやはりたのしみのひとつ。
主菓子、そのあといただくお茶はやはり美味しい。さて、と。講習会が始まるまでにはまだ少し時間があります。
毎年出店されている茶道関係の書籍をのぞいてから(この行為もあらかじめ予定のなかに組み込まれています)、会場へ。
わたしの席のとなりには白いハンカチが置いてあって、ここに坐りますよ、という持ち主の意思表示がされているのだけれど、結局、会のおしまいまで持ち主が現れなかったのは、どこかほかの場所を見つけられたのでしょうか?
しかし、ハンカチを置いて席を確保されたことをきれいさっぱり忘れられたのか。それとも、この場所自体を見つけられなくなってしまったのか。
そんなふうなことが心配になったのは、出席者の年齢層がかなり高いということがあります。
どうしたのかなあ。取りに見えないのかしら。ちょっと気になったことでした。

次は、黒田正玄十三代目のお話をお伝えしたいと思います。