白玉庵のいちにち

表千家茶道教室

表千家流のお茶のたてかた…。

 どうしてこんなに忙しくなってしまったのか。
 誰が決めたわけでもなく、自分で決めてしまった結果の忙しさなので仕方ないのですが、一昨昨日、一昨日、昨日と。そして、今日もでかけます。さらに、明日も。どうして、こんなにも…。自分でもよくわかりませんが、気がつくと、家にいる時間がないのです。
 
 そして、最近、金曜日というと雨が降ります。いつも、雨ゴートに、雨の日の草履カバーのセット。毎週のようにおもいます。
 いつまでも、寒いし。
 

 昨日は、盆点(ぼんてん)のお点前をさせていただきました。
 花月(かげつ)も二度も。わたしは、花の札と月の札をひきました。百ぺんやってもおぼろづきと言われるほどのお稽古ですが、少しずつは覚えてきたような、まだまだのような、そのような気分の昨日でした。
 そして、先生から、わたしの茶筅(ちゃせん)の握り方が、裏千家の方の握り方のようだと注意を受けました。いつの頃からか、じょじょに自己流になって、以来、ずっと、裏千家流だったわたし。わたしの気分にはあっている握り方でしたが、よその流派の握り方だったことをいまさらながら知りました。
 新しい、といっても、表千家流の握り方をすると、わたしの右手にとても違和感を覚えます。この右手を受け入れられる日はいつかくるのでしょうか。ちょっと、複雑な気持ちで右手を見てしまいました。あの、指をまっすぐにしてお茶を点てるたてかたは、自分の気分にはあっていたのですが…。しかし、それが、表千家流のたてかたではないとわかった以上、直さなければ。