白玉庵のいちにち

表千家茶道教室

絽の着物を着てお茶のお稽古に…。

 きょうも暑い一日でした。
 盛夏にしか着られない着物、絽(ろ)/色無地(淡いピンク)を着てお茶のお稽古に出かけました。連日あんまり暑いので、この炎天下を着物で出かけるなんて、自分でも、正気? という気持ちがどこかでしないでもないです。
 きょうはいつもより、一本早い電車で出かけたのにもかかわらず、すでに社中のみなさんはお集まりでした。お花は、白い木槿が夜になっても咲いてくれていました。
 先生が珍しいわね。木槿は日中の花なのに…、きょうは夜になっても咲いているわ、と。
 お点前は、長緒(ながお)をさせていただきました。それから、花月(かげつ)を二回させていただく。最初は花の札が当たり、お亭主に。二度目は、四番目の客の札が当たりました。だんだん花月のお稽古の所要時間が短くなってきたようです。回数をこなすことは大事だと思います。
 夜の八時頃までお稽古三昧。先生から顔色がよくなってきたから、もう大丈夫そうですね、と言われました。
 この間までは、元気もなくて、寂しそうに見えたのだそうです。


 自分でも、このところお茶室での気持ちが低空飛行気味だったので、きょうは紋付きの着物と袋帯(正式なときに締める帯)で、気持ちを切り替えてでかけたのが功を奏したのでしょうか。病は気から。やる気が出てくれば、お点前もそうそう間違わないということも、あらためて思った一日でした。