白玉庵のいちにち

表千家茶道教室

お茶のお稽古にも行けず…。

 去年の5月の上旬のことでした。
 急性扁桃炎にかかったわたしは、仕事を抱えていてほんとうに困りました。いまも完全に治っている状態とはいえないので、いかに、ひどいダメージを受けたか。考えると、もうあの日々だけはいやだとおもいます(夕暮れ時、横になると咳がひどいので、ベッドの上に座ったままでいたら座敷わらしのようだといわれたこともありました)。
 その二の前にはなりたくない。そのおもいが強いので、この時期、お茶のお稽古にも行かず(もう2回も休んでしまいました)、ひたすら仕事に備えている状態。途中で何か起きても少しは余裕があるように、仕事もわたしにしては段取りを考えて(いるつもり)スタートを切りました。
 寝込みたくない。ただそれだけで、大事な「お茶のお稽古」もお休みしているという用心深さ。自分でも信じられませんが、そうなのです。
 一日に何本立て(スケジュールを何本かこなす)も、この時期はしません。
 ちょっとのんびりと見えるくらい(こころのなかはけっこう忙しい)で、なんとか乗り越えてみたいとおもっています。約束もできるだけ、入れない。人ともできるだけ、会わない。
 明日は、まず、二ページは仕上げます(予定)。
 着々とすすめていきたいとおもっています。


 お茶の先生からメールで「お忙しいこと! でもお仕事があるのはいいことです」とありました。
 とても複雑な気持ちです。ほんとうは、お茶室まで、飛んで行きたいくらいなのです。でも、いつもそれをやっているから(たのしいことを優先順位のいちばんにしていること)、あとでやりたくないことにしわ寄せがきてしまい、寝ないで片づけていると、倒れてしまうのでしょう。
 
 先生、ほんとうはお稽古を休みたくないのです。
 こころのなかで言ってみますが、むなしい気持ち……。
 とにかく、この時期、段取りよく仕事をすることを最優先に考えていきたいとおもいます。