白玉庵のいちにち

表千家茶道教室

若松五本本手活けと投入れと…。


(若松五本活け)

 お正月には若松をと、きのう挑戦。以前、活けたときよりも考えられないほどすんなりと活けられたので、自分で驚く。木槿(白い花の咲く木槿が扱いやすいとのことでした。30度と30度に開きながら、薄端の直径にあわせて調えます)の枝を使って込みを作ったあとに、先生が準備してくださっていた「軍手」をつける。これは、松ヤニがくっつくからですが、以前より扱いが慣れてきたのか、あまり大変だとおもいませんでした。でも、先生は心配そう。繰り返し、活けてごらんなさいと言われる。本番では、一度、活けたら活け直すことはできないと考えて、活ける前に「真」をためることをわすれないようにしなければ。
 半紙に、金と銀の水引をひいて、完成。



 (木瓜と千両と若松と)

 若松のほかに、赤い木瓜(ぼけ)と、千両と、払った若松の枝で投げ入れのお稽古も。
 木瓜は、赤いほうをお願いしましたが、白い木瓜なら、またちがった表情になるのでしょうね。
 いつもはお稽古の曜日が違うこともあって、わたし一人のお稽古が多く、たいていは先生を独占状態なのですが、きのうは次から次へとお弟子さんがお稽古に。わたしの途中からお見えになったSさんは、梅の枝(ご自宅の庭から持ってこられたもの)と、白い椿と赤い椿。それから、黄色の菊で投げ入れをされていました。とても、素敵でした。来年は椿にも挑戦してみたいとおもったことでした。

(お稽古メモ)
*込みを作るとき、開きとめるところにはさみで線を入れる。勢いでとんでもなく開かないように。
*若松の節のところは、丁寧に処理する。ほかの若松と離れないために。一本の枝に見えるように。
*薄端から1.5握りの上に、若松の緑。