白玉庵のいちにち

表千家茶道教室

赤芽柳とレインボー

 きょうはお花のお稽古に行きました。
 きょうの花材は、赤芽柳とレインボー、赤いカーネーションとかすみ草。
 赤芽柳はためて使う。
 レインボーはためることはできない。
 11月19日の資料のプリントをしているのですが、ものすごく時間がかかります。その作業に追われるばかりで、かんじんの話の内容にまで集中することができません。
 そして、明日は、お茶のお稽古です。

(先生の実家の柿をいただく。葉っぱも活けたくなりました)

(先生にニンジンもいただく。葉っぱが涼しそうで、活けたくなりました)


*枝もののため方(生け花の手入れ)について、わかりやすい説明がインターネットにありました。 ↓     ↓     ↓


花の姿をつくり上げるとき、自然の枝ぶりのままでは、花材の持つ美しさを十分にあらわせない場合が多いものです。そこで枝に力を加えて曲げたり伸ばしたりする「ためる」技術が必要になってきます。自然の枝葉に少し手を加えて、自然な感じに美しさを引き出してやることは欠かせないことです。
しかしながら、ためることは花材にとっては痛めつけられることであり、急激に力を加えて折ってしまっては、とり返しのつかないことになります。花材の持っている自然の性質にさからって無理にためようとせず、少しずつ力を入れていくことがたいせつです。
 花材の種類によって、次のような技法を使い分けます。

両手だめ

最もポピュラーなため方です。
図のように両手をつけて枝を握り、右手の親指で下から、左手の親指で上から押すようにしてじわじわと力を加えていきます。
手と手の間を離さないこと。
特に節の部分は折れやすいものですから、節の部分でためることは避けなければなりません。

折りだめ

これは細い枝をためるときの技法です。
枝の表皮の部分に、はさみの先でわずかに切れ目を入れ、両手の親指をぴったりとつけて切り込みの裏にあてがい、指先でつぶすような感じに、静かに折ります。これを繰り返して好みの曲がりをつけるのです。
表皮に切り込みを入れるのは、ためが戻らないためのくふうで、柳のように弾力性に富む、ための戻りやすい杖には、ことに必要なことです。

切りだめ

太い枝に適したため方です。
曲げたいと思うところに、枝の太さの1/3くらいの深さに、斜めに切り込みを入れます。
切り込んだ口の裏側に両手の親指の腹をつけ、残りの指はそろえて枝を握ります。そして力をかげんしながら、少しずつ折り曲げます。切り込みを人れた部分の皮と皮とが互いにかみ合って、ためは戻りません。
切り込みは、あまりはげしい傷をつけると折れてしまいます。くれぐれも深くなりすぎないように。

くさびだめ

これは、太い木ものや特に折れやすい木をためるときの方法です。
はさみかのこぎりで2/3ほど切り込みを入れ、反対側から静かに切れ目を開かせて、図のように櫛形に切ったくさびをはめます。
くさびは、入れたあとがありありと見えるのは見苦しいもの。入れようとする木と同じ質の木からとり、のこぎりで正しく切って、きっちりとはまるようにします。
曲がりの大小は、くさびの幅の広さでかげんするのです。
 くさびだめは、一度曲げてしまうとやり直しのきかないものですから、枝の向きには十分に注意をしましょう。

押しだめ

たいへんに太い木ものを曲げようとするときのため方です。
枝にのこぎりかはさみで斜めに切れ目を入れ、切れ目の裏側にひざを押し当てます。そして一方の手で上方を、もう一方の手で下方を握り、ぐいと力を入れて曲げます。

片手だめ

草ものややわらかい木ものに、またいけ上げてから形をととのえるのに用いるため方です。
片手の親指を伸ばして花材を握り、そろえた四本の指で握りしめるように力を加えて曲がりをつけます。
あまり強く力を入れすぎぬよう、少しずつ繰り返して行うことがたいせつです。

しごきだめ

かきつばたや水仙、はなしょうぶのような葉ものをためる場合の方法です。
図のように、葉の上下を持ち、葉面を親指で下から上へ、または上から下へと軽くしごいてやります。力を入れすぎたり、つめを立てたりして葉を傷めてはいけません。

草ものの細い茎をためるとき

ばらや菊のようなものは部分的にためを加えると、茎や菜を傷めたり、水揚げが悪くなったりしますので、全体になだらかな曲がりをつける程度にします。
左手で根元のほうを持ち、右手で花のほうを持って、軽く曲げる動作を何度か繰り返すのです。このとき葉をつぶしてしまったりすることのないように注意します。