白玉庵のいちにち

表千家茶道教室

叔母から譲られた着物をきてお茶のお稽古に行く。

 今日は、朝から寒い一日でした。
 窓硝子にも水滴がついて、かなり寒そうだとわかりました。空を見ていると、雨が降り始めた模様です。
 今日はお茶のお稽古なので、先日買い換えた雨の日のための草履カバーを装填。着物は、叔母から譲られた紬にしました(深い赤紫のストライプ)。帯は、白の塩瀬にお太鼓柄の名古屋にしました。絵柄は牡丹。お太鼓柄は締めるのに注意が必要となります。模様が背中できれいに見えなければいけません。色の濃い着物には、重宝する白の塩瀬の帯です。
 先生のお宅に着くころにはみぞれに。
 少し早い利休忌。床の間には、菜の花が活けられていました。
 本日は、供茶(くちゃ)、炭所望、仕組み点てのお稽古がありました。
 供茶では、正客をさせていただきました。
 

 帰り際、新しい草履カバーがとてつもない音をたてるのでした(行くときは、タクシー。帰りは、バスと決めているので、バス停まで歩くのです)。他の社中の方たちは、着物でBMWなどを運転して通っています。乗って行きませんか、と誘われますが、一度甘えるときりがないからとお断りしています。
 底がぺたっとなっているので、そのせいで音が出るようです。それに、なぜなのかわからないですが、草履を締め付ける構造になっていて、足の指が痛くて耐えられなくなり、途中で、草履カバーを取り払ってしまいました(ビニールなのでくっついているので、草履からむしり取ったという表現がぴったりするかもしれません)。これは、通販で購入した「おとも」というものでした。もう、捨てるしかないと思いました。安かったからでしょうか。「安物買いの銭失い」という言葉を思い出した次第です。草履カバーがないと、革の底はすべるので、ゆっくりと歩くしかありませんでした。それでも、ひどい音と痛さのことを思えば、取り払ってよかったと思いました。
 寒かった一日も、終わりに近づいています。
 そういえば、今日は、旧暦の大晦日ですね。
 明日は、旧暦のお正月です。