白玉庵のいちにち

表千家茶道教室

お茶の先生のこと 3

 きのうのことです。
 駅に降りてタクシー乗り場に足早に歩く。
 このあたりは雪が降った形跡がありません。マンションを出るころは、雪もしっかり降っていたのですが、こんなにもちがうのですね。雨も小雨。でも、寒いです。
 タクシーのドアが開いて「○○先生のお宅ですね」と言われました。
 実は、あのタクシーの運転手さんかもしれないと思っていたのでした。でも、実際にそうだったのには、驚く。
 これで、三度目。ここ数ヵ月の確率からするとかなり乗せていただいているように感じます。
 「あの方はこのあたり一帯でベスト5に入るほどの方だとおもいます」
 と問わず語りに先生のことを話される運転手さん。
 わたしは「そうでしょうか」と答えたあと、沈黙。とっさに、どうしてベスト5というのだろう。先生は先生で、ほかの方とくらべようがないし、先生ほどの素晴らしい方がそうそういるとはおもえないし…となんとなくおもったので、そんな答え方になってしまったのでした。
 わたしの沈黙を感じ取った運転手さんは「いろんなジャンルの方がいらっしゃいますからね」と付け加えられた。敏感な方だとあらためておもいました。
 
 
 先日の初釜の写真を何枚もいただく。
 そこには、先生の隣りに坐っているわたしがいました。
 写真を見て、着物はちょっと派手だったとあらためておもいました。しかも、半えりが少し出過ぎているようにおもいます。写真を見て反省。


(お稽古メモ)
 お稽古は、小袋棚。坐り火箸に立ち火箸。
 火箸が加わるだけで、お点前の手順が混乱してしまいます。
 お濃茶の準備では、畳の真ん中にお濃茶を置いて準備。そのあと、棚を開けて、中にある水差しを三分の一だけ手前に出します。

*お茶の先生のこと 1