白玉庵のいちにち

表千家茶道教室

丸の内線に乗る。

 今日は仕事が終わったあと、新宿駅でみんなと別れる。
 新宿から池袋へ。この場合、通常山手線に乗るところですが、私は書斎代わりに丸の内線を使うことがよくあります。
 カメラマンに、呆れられたけど、本が読めるからうれしい。約40分間、読書に没頭。幸せな時間を過ごしました。呆れられても、笑われても幸せです。


 池袋に着いたあと、東武と西武に買い物に。たまに買い物をすると、ピントがずれて、なんだかとんでもない買い物をしたような気がします。お祝いにと選んだ北イタリアのワインは、ほんとうにあれでよかったのでしょうか。お店の人に勧められるままに、ふらふらと買ったような気がする。金額も麻痺してしまって、お祝いなのだからととんでもない高級ワインを買ってしまったような気がする。もうひとつのお祝いの品も、ほんとうに喜んでいただけるものなのかどうか、家に戻ってから不安になりました。買い物のセンサーが動かなくなってきているのでしょうか。
 家人に、携帯で撮っておいた品物を見せる。
「選んだのはこのワインなんだけど…」
 ちょっとしたお祝いのはずが、とんでもないお祝いになっているように思えるけど、と指摘を受ける。家人の名前でも送っているので、家人も意見を言う。ますます落ち込む。だいたいお酒を飲めないわたしがワインの選択をするのも間違っているのかもしれない、とも思い始めるが、もう、配送の依頼をすませたので、遅い。美味しいことは間違いないとおもいたいけれど、高価でなくても、おいしいワインだってたくさんあるのだし。それに、何事にもセンスというものがあるのでしょう。
 私にしてみれば、ただただ喜んでいただければと思ったこと。ただ、品物を選ぶときの何かが、少々ずれているのかもしれません。自信がない。プレゼントは、むずかしい。