2009-12-07 書くことについて。 白玉庵のひととき 書くことについて考えていると、何も書けなくなる。こんなときは、何も書けなくていいのだろう。書かなくていいのだろう。 人の死について書くことは、特に覚悟がいるだろう。かんたんに書いてはいけない。 わたしは、わたしをはみだし、わたしを制御しきれない。書いているときはとくにそうである。 止まらないわたし。止めようとしないわたし。わたしはわたしを放りだし、そのあと忘れる。 しかし、書いたものはいつまでも残っているので、また、思い出す。書いたことを、思い出す。