白玉庵のいちにち

表千家茶道教室

「明歴々露堂々」(めいれきれきろどうどう)

木槿と吾亦紅と

先日のお稽古には、ベランダに咲いてくれた白い木槿を生けました。

お軸は「明歴々露堂々」。堀内宗完宗匠の書です。

わたしが師事した先生の先生が堀内宗匠だったこともあり、宗匠のお名前は、お茶を初めたすぐの頃から存じておりました。

先生のところのお軸は、一行のものでしたし、堀内宗匠の書ではありませんでしたが、時々、お床に掛けられていて、この禅語には早くから親しんでいました。

すべてが、あるとき、露(あきらかになる)(現れる)というふうに解釈すると、

日々、気づきを大切にしたいと思っているわたしにとり、深い意味を持つお軸です。

 

今朝は、お庭で転んで足を骨折されたお花の先生からお電話がありました。

約半年ぶりに退院されるという朗報でした。