アルバムを整理していたら、こんな写真が出てきました。
この頃は、お茶の道を歩くとはまだまだ自覚していなかった。
お茶室に座ることが好きで、床の間のお軸を拝見し、茶花を知る。そして、季節感のある和菓子をいただき、おいしいお茶をいただく。
日々、仕事に追われていたけれど、お茶のお稽古の時間だけは何もかも忘れることができた。
お茶室の障子にはお庭の木の葉が影絵のように映っていたので、お茶室に座りながら、日の移ろいがわかりました。日の移りゆくその瞬間瞬間を味わう。なんというゆたかさ。ほかのなにものにも代えがたい、ゆたかさに出会えたような気がしました。