白玉庵のいちにち

表千家茶道教室

 冷蔵庫さん、ありがとう。

 最近、わが家では冷蔵庫のことがよく話題にのぼっていました。
「本当に長持ちしてくれている」と、いつになく、感謝の気持ちを口にしたりして、冷蔵庫さんをねぎらっていたのでした。
 あまり中に入れない(入れるものがない)というのが長持ちの理由かもしれない、という結論めいたことを話していた矢先のこと。29日の朝、天寿を全うしていたのでございます。
 ほんとうに、12年の長きにわたり、ありがとう。
 といっても、そんな数字についてもちろん覚え書きがあるわけではなく、冷蔵庫のドアに「96年特定フロン規制対応冷蔵庫」というステッカーを貼っているのでわかりました。
 生活の細部にもう少し愛情を持つことができればいいのでしょうが、いま、学んでいるところ。
 たとえば、冷蔵庫にもそのステッカーが貼ってあるのみ。12年も貼ったままだったわけですが、特に気にならずに今日まできました。
 購入時のまま、はがすということも思いつかなかったのです。貼られていれば、貼られたまま。
 夏に冷蔵庫が壊れたら、どうなる? それだけは考えたくない。だから、怖れていた日がついにやってきたという感じです。
 それにしても、たまたま友人からたくさんの「ちりめんじゃこ」をいただいたばかりでございました。
 冷凍庫に幾つものそれが入っていました。
 それだけが気がかり。
 
 次は、洗濯機かもしれない。
 こちらは「ほとんど毎日のように洗濯しているから、一回の量が少ないので負担がかからないのでは?」という結論に達したばかり。
 けれど、結論に達したりすると、やはりそろそろ危ないのかもしれない。こちらはステッカーが貼ってないのでいつからわが家にやってきたのかが不明。
 でも、冷蔵庫と同じ色(ダークグレイ?)なので、通常、白を好むわたしとしては、あまり時をおかずして購入したような気もする。
 今年の冬はガスストーブの動きが怪しかったので、「お願い! 壊れないで!」と言いながら冬を越したのでした。
 

 なにはともあれ、8月1日に新しい冷蔵庫が到着予定。色は白。