白玉庵のいちにち

表千家茶道教室

お稽古の日々(四月前半)

唐銅 桔梗口  ベランダに咲いた紫蘭を活けました

令和五年四月四日(火曜日)

お稽古に出かけました。

お棚は旅箪笥、お釜は釣り釜でした。

旅箪笥になると、いよいよ炉も今月でおしまいになります。

薄茶のお稽古では、「芝点」「下の棚板を上の棚板に重ねる」「水指を点前に引く」この三つのなかからお点前の人が選びます。

 

また、居ずまいを直すのは、蓋おきに柄杓を引いたときでなく、棚板を畳の上に置いたあとになります。

 

棚を元に戻すタイミングも注意したい点です。

水指の蓋を二手で閉めたあと、棚板を両手で取り、右手で棚板を棚の奥まで入れて戻します。

 

もっとも好まれるのが、「芝点」でしょうか?

お茶室から、大地に場所を移し、野点の空間に身を置いたような瞬間を楽しむのかもしれません。草が生えていても、棚板があるから、棗や茶筅も落ち着いて定位置にあります。

わたしもこの日は「芝点」で薄茶を点てました。

そして、濃茶は、組合点をしました。

 

令和五年四月八日(土曜日)

花月のお稽古に出かけました。

この日は午前中に二回させていただきました。

また、濃茶の正客で濃茶もいただきました。

 

 

花月のお稽古場にて。月光椿と穂先万作。信楽の旅枕。

令和五年四月十一日(火曜日)

お稽古に出かけました。

お棚は旅箪笥。この日の薄茶では、「下の棚板を上の棚板に重ねる」のお点前をしました。

濃茶は「仕組点」を。「茶筅飾」「組合点」と「仕組点」のなかで、これまでなぜかあまりお稽古しなかったのは「仕組点」だったかと思います。

三つのお点前の違いをはっきりと覚えていないと、準備に手間取ります。

 

令和五年四月十二日(水曜日)

お二人の先輩を迎えてのお稽古をしました。

お棚は二重棚を使いました。

濃茶と薄茶をそれぞれ行いました。

 

*旅箪笥は、天正18年、秀吉の小田原城攻めの折、利休居士が従軍した際に、好まれた棚だそうです。

昔から、箪笥、と呼ばれ茶会記にも出ているようです。

 

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