白玉庵のいちにち

表千家茶道教室

着物の本。

 着物の本を持ち歩いています。
 これは、食事でいうとデザートのようなものかもしれません。
 あとデザート感覚で読むのは、お料理の本。
 お茶の本は、学ぶ要素が少し強いので、ときにはメインになったりします。
 重いですが何冊もバッグに入れて、その時の気分で読みます。
 最近は着物の本にDVDがついていたりするので、おさらいのような気持ちで着付けを見たりすることもあります。
 
 着物のショールは最近は別珍とか、カシミヤにしています。
 洋服のときも、カシミヤが多い。
 かれこれ数年前になるでしょうか。ゴージャスで気にいっていたけれど、思うところがあって本物の毛皮のコートやショールは人にあげてしまいました。以来、着るものが急にみすぼらしくなった感はいなめないです。
 ここ数年は原点に戻る形で、昔買ってあったワイズのジャケットなどを主に愛用しています。ワイズの洋服を着ていると、安心。けれど、以前のように見境もなく衝動買いをすることはもうないのだろうと思います。
 「あとさき考えない」という気持ちはもう味わえないという意味では、つまらないけれど、買ってきた洋服の一枚一枚にきちんと向かいあうという意味ではいいことだと思っています。と思ったりはしますが、でも、ずっとつづくと思うと息が詰まりそう。「あとさき考えない」というのが、やはり自分らしい。では、いまは自分らしくないのだろうか(ときどき自分ではないような気がするのはたしかです)。