白玉庵のいちにち

表千家茶道教室

自分の存在を消す。

わたしは「自分の存在を消す」ことが得意なほうかもしれません。
自分が話題になることを極力きらう傾向があるように思います。
それは、長年、取材記者という仕事をしているからかもしれないと思うことがあります。
取材先では、自分の意見は必要ないのですから。
ただひたすら相手の方のお話しをうかがい、まとめる。
無名に徹するということでしょうか。
そのことが楽だと思えるのは、いいことなのかわるいことなのかいまのわたしにはよくわかりません。


取材が終わったとたん、ひとことも言葉を発しなくなってしまう傾向もあります。
極端なのです。

それに、ひいてひいてひきすぎて、自分がそこにいることを自分でも忘れてしまいそうになることがあります。