白玉庵のいちにち

表千家茶道教室

台飾りのお点前

令和五年五月二十四日(水曜日)

 

先輩のお二人をお迎えしてのお稽古を行いました。

 

先日の一般講習会でお点前をされていた、台飾りをしました。

 

台天目を二重棚に乗せて始まりますが、

 

濃茶を点てて出すときに、つい台天目の存在を忘れそうになります。

 

お棚の前に身体を向けて、台天目をおろして、お茶碗の左側にまず置いて、その上にお茶碗を両手で乗せます。

台飾りは、台天目の扱いに集中です。

習い事八箇条のうちの一つですが、ときにはお稽古をしたいとおもいました。

炉と風炉でも身体の向きなどが、スムーズにできるようにしておきたいとおもいます。

 

千家流茶道教室

気づくまでは気づけないこと。一、水指について。

気づくまでは気づけないこと。一、水指について。

 

もうずいぶん前になりますが、気づくまでは気づけないことがあるということを、自分へのいましめとともに肝に銘じたことがあります。これは、お点前のお稽古手順などと違い、とりたてて教えられるものではないだけに、自らが気づかなければ気づけないのです。

今日は、水指について書いてみたいとおもいます。

 

運びの点前のときは、たいていは土ものの水指を使います。

お棚の地板のあるものには、土ものでも染め付けなどの磁気でもどちらの水指でも使われます。

絶対そうしなくては、というわけではないかと思いますが、そう思って、「同門」の「稽古場の歳時」道具組の水指を拝見すると、いまのところ、わたしには例外は見つけられないでいます。

お稽古場においても、運び点前に限らず、たとえば、唐物などのお棚を使わないお点前のお稽古をする方と、お棚を使った通常のお稽古をする方がいた場合、土ものと染付の水指があらかじめ水屋に準備されていることに気づくはずです。

まだ、お稽古をはじめて間もないときには、そこまでは気づくことはできないとおもいますが、じょじょに進んでいくと、或る日、気づく。これが、自らが気づくまでは気づけないことなのかとおもいました。そして、知っておかなければいけないことかとおもいました。

 

千家流茶道教室

表千家 一般講習会に行きました。

令和五年五月二十二日 月曜日 

東京国際フォーラム ホールAで行われた表千家 東京支部総会・一般講習会に行きました。

お席は、一階の前の列。

この日は、お昼休みを挟んでの講習会となりました。

わたしはおにぎりとお茶を持参して行きました。

 

午前の講習科目は、初炭、台飾、薄茶

午後は支部総会のあと講話は伊藤善夫宗匠 「利休の話」

講演は中村宗哲氏「茶の湯の塗物づくり」

中村家は400年ほど続く塗師の家。当代十三代。2006年(平成18年)に十二代中村宗哲の二女が十三代を襲名されています。

以前、千家十職の一つで、竹細工、柄杓師を務める黒田正玄氏のお話を伺ったときもそうでしたが、戦争のことや女性であるがゆえの困難さなど幾つもの厳しさを経ていまがあるお話に、ひたすら耳を傾けるばかりでした。貴重なお話を、ありがとうございました。

 

 

千家流茶道教室

 

特別稽古に行きました。

令和五年五月二十一日(日曜日)

 

月に一度の特別稽古に行きました。

お軸は、堀内宗匠の絵と書。

 

 

お軸「山が呼ぶ 万歳の声」堀内宗匠 絵と書

前日の研究会で見学した、台天目のお稽古をさせていただきました。

薄茶は、風炉の広間の運び点前の約束事である、中仕舞いまで、しっかり集中します。

あとのお一人は、台天目と運びの薄茶。

お一人は、運びの濃茶と運びの薄茶をされました。

 

千家流茶道教室



宗匠をお迎えしてのお稽古。

令和五年五月二十日(土曜日)

 

所属する会で、京都から宗匠をお迎えしてのお稽古がありました。

なぜか、このところのり弁当に力が入っているわたし。

有元葉子さんのお弁当の本を参考にして曲げわっぱのお弁当箱に

のり弁当を朝早くから作って持って行きました。

午前中に、炭点前、長緒、花月

お昼を挟んで、午後からは台天目が行われました。

この日は、わたしは見学だったので、気分はとても楽。

お弁当もおいしくいただきました。

 

 

千家流茶道教室

お稽古のいちにち。

夏椿とリョウブと

 

令和五年五月十六日(火曜日)

お茶のお稽古に出かけました。

 

お棚は、二重棚。

午前中のお二人は、濃茶と薄茶を交互にされました。

午後からの三人は、それぞれ茶筅飾り、仕組点て、組合点てをされたあと、それぞれ薄茶のお稽古も。

わたしは、仕組点てのお稽古をしました。

仕組点てとは、茶碗と建水とを一緒に持ち出して濃茶を点てるお点前。老人点てとも言われます。

 

茶筅飾りは、水指、茶入、茶碗、茶杓のうち、いずれか一品、名物、由緒のあるもの、到来物などを飾るお点前。組合点ては、建水が名物、由緒あるものを用いるときに行うお点前。

それら二つとはちがって、仕組点では、特別な名物などは関係なく点てるお点前です。

 

花材は同じリョウブと夏椿でも、花入れが異なると先日の「花月」のときとはまた別の姿が現れます。その美しさにこころを奪われてしまいます。

お花はお茶室の主役です。

 

千家流茶道教室

「花月」のお稽古。

リョウブと夏椿

令和五年五月十三日(土曜日)

花月のお稽古に出かけました。

床の間には、リョウブと夏椿が活けられていました。

この日の花月のお稽古は二度。一度目は花の札をひいて、二度目は月の札をひきました。

季節が変わり、お道具も炉から風炉に。

蓋置きをもつと、つい膝をくりたくなりますが、あ、と思い直すようにして、正面に戻る様子は、風炉に変わったばかりに見かける微笑ましい光景です。

 

千家流茶道教室