どうしてこんな日に雨が降るのでしょう。
朝起きたとき、雨の音を聞きながら思いました。着物を着て外出するときに雨が降っていると、準備時間もいつもより多くかかるし、草履カバーをはじめ、傘など荷物もいつもより多くなります。
きょうは、お茶事のお稽古がありました。
雨の日は足元がすべるので要注意。現に、お茶事のお稽古のあとで、前を歩く人が飛び石の上ですべって転んでしまいました。それも二度も。危ないのです。
それから、ちょうど隣りあわせになった方のお話では、つい最近の根津美術館で行われたお茶会で、池のなかにすべって落ちて、胸のあたりまで水のなかに入った人がいたそうです。なんでも、すべった拍子に柵のところに手を置いたら、そこが腐っていて、そのまま池のなかに入ってしまったとか。着物姿で、さぞ、寒かったことでしょう。情けなかったことでしょう。
電車で帰ったということでしたが、雨コートの下は、ずぶ濡れ状態とあっては、想像するだけで悲惨な感じです。
そんな話が、ひとごととは思えない一日でした。