白玉庵のいちにち

表千家茶道教室

ゆうぽうとに行き「好文棚」を学ぶ。

 五反田のゆうぽうとで開かれた表千家資格者講習会に行きました。東日本大震災の影響で、延期されていたものです。
 駅を降りると、着物姿の人たちが足早に歩いています。信号待ちで前方を見ていると、ゆうぽうとエスカレータにその人たちが次々と乗り、建物のなかに吸い込まれていきました。わたしも、そのなかのひとりになって、会場へ。
 講習会は約4時間。講師は堀内宗完宗匠、木村宗匠。講習科目は「初炭(しょずみ)」「茶通箱(さつうばこ)」ほか、資料の解説など。
 

 好文棚(こうぶんだな)というお棚は表千家 十一代 碌々斎好み。中棚の上に、梅の花の透かしがあるのが特徴です。
 本日、梅の別名を「好文」ということをはじめて知りました。梅の花というと菅原道真公であり、「文を好む」すなわち「好文」となり、梅の花への連想となるのだとか。京都・北野天満宮の献茶の折りに好まれた棚です。
 
 ほかにも学ぶことがたくさんありました。少しずつ、紹介できればと思っています。
 *この日の出席者は1300名ほど。東京は大人数なので四回にわたり行われたのですが、その最終日。