白玉庵のいちにち

表千家茶道教室

雨のなか、渋谷に行きました。

 やっと昨日、一連の仕事の原稿を書き終える。なんと、ながいながいお取り込み中であったことか。
 山場は、一カ月くらいなのに、その前の序章が、一カ月ほどあって、この間は読書にも身が入らず、宙ぶらりんの日々なのです。
 昨日、最後の原稿を書き上げて、メールとFAXで送付するやいなや、夕刻、雨のなかを前々からのお約束の場所に出かけました。
 場所は、渋谷。久々に東急プラザへ。窓ガラスには横殴りの雨の水滴が斜めに走るスカイレストランに行きました。
 私たちとその人にとって、いよいよ第三章の幕があがることを実感した一日に。この幕が用意されていたことに大いなる存在に感謝をいたします。
 そのあと、家人がおごってくれるというので久々に「グランドファーザー」に三人で行きました。
 ボックス席が空いているにもかかわらず、カウンター席で家人はサントリーホワイトを、その人は、ターキーを、私はカルアミルクをそれぞれ注文。マスターはお休みだったのでしょうか。家人の姿を認めると、いつもビートルズをかけてくれるマスターです。あいにく姿は見えませんでしたが、朝、家人が聴きたいと思っていたデーブ・クラーク・ファイブの「ビコーズ」がかけられて、そのシンクロニシティに思わずびっくり。それから、レコードジャケットに見覚えのあるキャロル・キングの歌も流れてきました。
 

 渋谷の街は終日、冷たい雨に降りこめられていましたが、わたしは、とても幸せでした。