いちにちじゅう、本を読んで過ごしたい。とおもっても、そういうわけにはいきません。
きょうは、どの本をバッグに入れて出かけようか。出かける直前に、重すぎて、置いていかれる本もあります。
いま、入っているのは、お茶の本、お花の本、そして佐野洋子の文庫本。そして、重い重い本。
きのう、白子川沿いにあるミニ倉庫に行きました。
探していた本といっしょに、目についたのが『石牟礼道子歳時記』。購入したまま、読まれないまま、ここ数年は倉庫にずっと眠っていた本です。パラパラとページを繰ったあと、バッグに入れて持ち帰りました。わたしは、読むのでしょうか。ここ数日のあいだに読まなかったら、また、倉庫に逆戻りになってしまう。
春の章、夏の章、秋の章、冬の章、あけもどろの華の海―与那国紀行―、終の章という構成になっています。まずは、春の章から…。
倉庫には思いがけない本が眠っていて、行くたびに家に持ち帰ろうとするのだけれど、すぐには読まないかもしれないと思い直して、置いたまま帰ってくることが多い。