白玉庵のいちにち

表千家茶道教室

本埜(もとの)に白鳥を見に行く…。

 
「白鳥を見に行かれますか?」
 二月五日(土曜日)、鹿島神宮への初詣の日、Sさんご夫妻から誘われる。
 千葉県印西市 本埜(もとの)の田んぼにたくさんの白鳥が飛来しているのだそうです。こんなにたくさんの白鳥を見るのは初めて。平成四年頃からやってきた白鳥に餌付けをされたこの田の持ち主。いまでは、何百羽もの白鳥がやってくるのだとか。
 この日はお天気も最高。風もない穏やかな一日でした。鳴き交わす白鳥の声が元気でした。寒くて、風が強い日なんかは、みんなが田んぼにじっとうずくまっているので、遠くからだとまるで土嚢が積まれているみたいに見えるのだとMさんが教えてくれました。
「白鳥」といえば、若山牧水の歌があります。ただ、この日の白鳥には、哀しいという雰囲気は全くありませんでした。みんなと一緒に水遊びをして、たのしそうでした。


 白鳥は 哀しからずや 空の青 海のあをにも 染まずただよふ
 若山牧水


(民家の屋根を越えて、いま、遊びに出かけるところ)

(子供たちが竹に書いた、白鳥へのメッセージ。晴れていたので、写真を撮っているわたしたちの影までも田のなかに)
本埜(もとの)のさとに響く白鳥と子らの声(杉田礼子)/小学校の先生でしょうか?
*またこんどあそびにきてね。(一年 いろは)
*はくちょうさんげんきでね。(一年 ひより)
*みんなでたのしくくらしてね。(一年 はづき)
*ともだちたくさんつれてきてね。(一年 まい)
*なかよくくらしてね。(一年 ひかる)
*いっしょにあそぼうね。(一年 れな)
まだ、右につづいていましたが、写真が切れていて、紹介できなくてごめんなさい。
みんな、きちんと最後に○をつけて書いているのがすごくかわいい。