白玉庵のいちにち

表千家茶道教室

きょうは初釜…。

 そして、きょうは成人の日でもあります。
 成増駅の改札でいそいでいると向こうから、振り袖姿のおじょうさんたちが歩いてきました。
 すれちがうとき、着付けの仲間たちのことを思い出しました。
 わたしには早朝の、しかも集団の着付けの仕事は無理だと自覚した時点でみなさんとはお会いしてませんが、彼女たちは、きのうきょうと忙しいのでしょうね。それから、卒業式には袴の着付けで大忙しになるのでしょうね。わたしは、自分の帯をやっとの思いで締めて、初釜へ出かけました。
 先生は、きょうで三日連続の初釜だそうです。
 去年からその年の干支の人が正客に。今年は、辰年はふたり。正客はMさんになっていただきました。
 そして、先生も辰年です。
 辰年は集合写真で先生の隣りに坐ることができます。わたしも社中のひとに勧められるままに、図々しくも先生の隣りに。
 
 十一時半が席入りで、五時くらいまで。15人の社中の方たちが集まりました。炭点前、濃茶、懐石(先生のてづくりです。こころのこもったお料理が次から次へと…。お茶に生きるひとの日々の精進をおもいます)、写真撮影会、薄茶とたのしく過ごしてきました。
 初釜が終われば、ふだんの日がはじまるのだとおもいました。
 
 きょうの一番の素敵な言葉。
「わたしはいまがいちばんたのしい」(先生)


*本日は、炭点前、懐石、濃茶、薄茶の流れではなく、上記のような順番で行われました。