白玉庵のいちにち

表千家茶道教室

袷を着てお茶のお稽古に。

 (今日は備忘録ふうに)
 10月に入ったので、着物は袷(あわせ)に。グレーの綸子のお気に入りの一枚。しかし、まだまだ暑い。
 床の間には、宗全籠に、秋の名残の野花がたくさん生けられていました。



宗全籠(そうぜんかご)



 小さい、吾亦紅。姫ススキ。紫の見返り草。ピンクと赤の段菊など、秋の風情がいっぱい。
 道安(どうあん)風炉にかけられているお釜は、あられ丸釜、森九作。
 赤楽で形はくちなしの細水差し。
 棗は、輪島塗で銘はいちょう。花押は、堀内宗心宗匠のものでした。
 先生の手作りの菓子皿には、幾種類かのお菓子が。好みのものを選んでいいとおっしゃったので、わたしは小豆ベースのお菓子をいただきました。
 お干菓子は、菊の焼き印のついた半生菓子と、兎の意匠のものと。いずれも季節のものたち。おいしく頂戴しました。