春がやってきました。
わたしたちの先生が見事に復活。昨日は定刻五分前に先生の家に到着、自宅でもないのに、いそいそと小間に。
ただただ嬉しい、のひとことでした。
この日からの一回一回のお茶のおけいこをできるだけ記憶に（記録にも）とどめていきたいと思います。
貴重な貴重なおけいこ、そのかけがえのなさが身にしみて、先生に御礼を申し上げたいです。
戻ってきてくださってありがとうございます。不肖の弟子ですが、おけいこに励みます。
病院に運ばれた日、医師から言われたのだそうです。
ペースメーカーの手術をしますか、と。
朦朧とした意識のなかで（というのは、ご本人は答えたことすら覚えていないくらい瀕死だったのです）、先生は答えました。
「すぐに手術をしてください」と。
医師は驚いたそうです。普通だと、そこまではいいです、とか答えるかたが多いらしい。
先生の強さを垣間見るおもいがして、どこまでも諦めない不屈の精神を教えていただいたような気がしました。
先生は今年八十五歳になられました。
