白玉庵のいちにち

表千家茶道教室

名残の一日…

 きょうのお茶のお稽古は、社中の方が二人お休みだったこともあり、いつもの「花月」(かげつ)の特訓お稽古は一回でした。わたしの最初の役札は「月」。
 特訓の成果があがっているのでしょう、最近、先生のご指導の声が少なくなり始めました。数ヵ月前の、先生のご指導の声が鋭くお茶室にひびきわたったころがはるか遠いことのように思えます。
 きょうは、十二月のお稽古日の確認と、来年の初釜の日にちの確認をさせていただきました。十二月の最後のお稽古は、旧暦の二の酉の集まりと重なってしまうことが判明。さて。
 きょうのお点前は唐物をさせていただきました。
 
 
 お花は名残の花といって、貴船菊、ホトトギス、小菊、姫ススキなどが飾られていました。
 十一月に入ったので、きょうから炉を出すお稽古場も多いかもしれませんが、十月が少し変則的な暦となってしまった関係で、きょうまで風炉。そして、お許しものの日を十一月の最初にも設けてくださったことになります。
 来週は、いよいよ炉のお点前に変わります。

*お休みは二人だと思っていましたが、よく考えると三人お休みされていました。
主菓子、お干菓子などいつものように盛りだくさん。
「お菓子をたくさん用意したときにかぎってお休みされる方がいらっしゃるのよ」と先生が以前お話されていたことを思い出しました。
◎お手製の栗きんとん
◎梨のドライフルーツ
宇奈月温泉の銘菓(おもかげ)
近江国の最中
すべておいしく頂戴いたしました。

先生はお茶ひとすじの方。金沢にはひとつきに一度の割合で行かれているのだと思います。
本日も、今朝まで金沢に。そのあと、新幹線で戻られたとか。