白玉庵のいちにち

表千家茶道教室

今年のこと。

 平成22年もまもなく終わります。
 今年はどんな年だったのか、考えてみました。
 大きな「別れ」がありました。
 二十年ほど師と仰いできた方とお別れしました。
 これは、信じられないことでした。こんな日が来るなんて、思ってもみなかった。
 
 でも、「別れ」が「出会い」のためのものだったと知ったとき、お別れした方にいっそうの感謝の気持ちを持つことができました。「お別れ」しなければ、あらたな「出会い」はけっしてなかったからです。
 
 すべてのことがらが、一分の隙もなく、最初から決まっていたことのようで、いまは驚いています。新しい方は、ずっと待っていてくださったのです。一千年の時を超えて――。
 すべては、来年刊行の書物とつながっているように思います。

 大晦日の明日は、お節料理を作ったりするので、パソコンにはゆっくり向かえないかもしれません。
 
お読みくださっている方へ。
 一年間、おつきあいくださりありがとうございました。
 来年も、どうぞよろしくお願いいたします。
 新しい年が、平和で優しい年でありますように祈ります。
 みなさまにとり、よいお年でありますように。