白玉庵のいちにち

表千家茶道教室

炉開きの日のお稽古

炉開きの日のお稽古

 11月1日(火曜日)は、炉のお稽古がありました。

 お花は、西王母。そして、照り葉。竹の花入れは先生の手作り。

 お棚は「三木町棚(江岑棚)」。今年は、表千家四代家元江岑宗左の三五〇回忌(寛文十二年/一六七二年十月二十七日没)にあたり、表千家北山会館では「特別展 三千家のはじまり 江岑宗左と千家茶道の確立」(令和四年十月八日(土)から十二月十八日(日)まで)が開催されています。

  ということもあるのでしょうか、お稽古のお棚は「江岑棚」を使われていました。

 炉開き最初のお稽古では、濃茶と薄茶をみなさん順番に点てていかれました。

 わたしは、続き薄茶をさせていただきました。

 続き薄茶は、濃茶と薄茶のお点前ができる方であれば、お許しものではないから、行うことができるお点前ですが、二つのポイント(正確には、濃茶から薄茶に移るポイントもいれると、三つのポイント)が熟練の方でも混乱するお点前です。

 また、基本的なところでは、風炉と炉では、膝の位置でお茶碗を持つ手(右手か左手か)がちがったり、水指の蓋も二手か三手かが違ってきます。