白玉庵のいちにち

表千家茶道教室

 (夢の話) 山を包むオレンジ色の空…。


ドウダンツツジとイエローウィンとスプレーカーネーションと)


 夏には百合がよく似合う。
 そして、涼しそうなドウダンツツジ…。


 今朝は6時頃に目が覚めましたが、起きる間際に目に入ったのがまるで一枚のフレームにおさまったかのような山。そのまわりはオレンジ一色でした。
 一見、なんの変哲もない写真のようにも見えました。どうしてこんな夢を見るんだろうと思ったものの、そのままに。
 いつもは家人に話す夢の話もきょうは朝から慌ただしかったので、すっかり忘れていたのでした。


 その一枚の山の写真を思い出したのが、さっき。
 何事もなければいいのですが…。



*この文章を書いたのは、昨夜(15日)ですが16日にアップしました。

堀内宗心宗匠の「日々のけいこ」を読む。


(『おのれを磨く 日々のけいこ』堀内宗心著)


これで充分できると自分で意識したとき、

もう一回同じことを繰り返す。これがけいこです。

(堀内宗匠


平成27年5月27日、堀内宗心宗匠が逝去されました。96歳。
宗匠の死をわたしが知ったのは、7月に入ってからのことでした。
いったいこの間、わたしは何を見て、何を感じていたのでしょうか。
いつもの仕事にかかりきりになっていて、ちょうどその頃は最後の追い込みであったとはいえ、ほんとうに愕然とします。
宗匠の死も知らない忙しさなど、いったいどういうこと?
情けない気持ちです。
取材仕事が忙しすぎるあまり、5月6月とお茶のお稽古もお休みしていたのでした。


そして、この間、わたしの大切な方の身の上にも一大事が起きていたのでした。
あまりに忙しくしているというのは、いろんなことと向き合う時間が圧倒的に不足することになります。
もう一度、自らが「いかにあるべきか」を問わなければいけないと思います。




*この間、ゆうぽうとホールで行われた5年間の表千家教授者講習会も無事に終了しました(7月6日)。これでこれまでの講師から教授者へと進んでいくことになります。
ただおいしい一服のお茶をさしあげる、そうした時間を持ちたいとこころより思います。
そして、いまは、堀内宗心宗匠の「日々のけいこ」を一ページずつ読み返しています。


*堀内宗心氏死去 
以下、京都新聞(5月27日22時03分)より転載いたします。
 堀内 宗心氏(ほりのうち・そうしん=表千家不審菴理事、堀内長生庵十二代兼中斎、本名吉彦=よしひこ)27日午後1時10分、前立腺がんのため京都市北区の病院で死去。96歳。京都市出身。自宅は京都市中京区釜座通二条上ル。葬儀・告別式は30日午後1時から、京都市南区西九条池ノ内町60の公益社南ブライトホールで。喪主は甥の十三代宗完(そうかん)氏。

 京都帝国大理学部卒業後、同学部副手を務めていたが、1946年、兄の十一代幽峰斎の死去に伴い表千家不審菴に入門、十三代即中斎に師事した。53年、長生庵十二代を襲名した。97年、甥の國彦氏に十三代を譲り、宗心を名乗った。

湯島天神で白梅を見る


 

先日、お茶の仲間たちと湯島天神に行きました。
空は青く雲ひとつないお天気。しかし、食事をすませて、戻ってくると雲がひろがりはじめていました。
下の写真が湯島天神の紅白梅。雲がかなり広がっています。


 
 昨年の11月をかわきりに、ここしばらく、わたしのまわりでは転んで手首の骨折、転んで足首の骨折、剪定をしていた松の木から落下して背中を強打、平坦な道を歩いていて転んで歯を折る(わたし)などなど、転ぶ人が続出しています。家のなかでも夜中に転び、おでこを強打し、脳しんとうなど…、そして、つい最近は、20数年来の仕事仲間が青信号で歩いていた横断歩道で車にはねられるなど、いくら世の中の波動が悪いとはいえここまでつづくとは…。見えない低波動の世界からの猛攻撃? 
 という次第で、先日、久しぶりにお詣りをした神田明神で「勝守」というお守りを買いました。なぜか、目に飛び込んできたのです。負けてばっかりではいられないといった気持ちで思わず買ってしまった次第です。 
(お守りの写真をアップしようとしているのですが、なぜか、できないのでまた後で挑戦してみます)




追伸 今朝方の夢


空を見あげると、飛行機が何機も飛んでくるのが見えました。

すぐ近くまでやってきていました。

同時に、爆弾のようなものが落下しているのが見えました。

「とうとう、戦争が始まったのか!」と思いましたが、その落下するものは固形ではあるが光っているものでした。

わたしは、まわりの人たちに「爆弾!」といいながら走っているのですが、それは落ちてきても音がしませんでした。

「爆弾ではなかったのか?」

と思ったものの、固形ではあっても光るものが幾つも落下していたのは、たしかに見えたのでした。

不思議な夢でしたが、どんな意味があるのでしょうか。

放射能でないことを願いますが…)

本年もよろしくお願いいたします


(蝋梅と椿と)

本年もどうぞよろしくお願いいたします。


新年というのは、ほんとうにありがたいとおもいます。
新しい年を無事に迎えることができて感謝します。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。
みなさんにとりよいお年となりますようにお祈りいたします。

お正月には若松の五本活けと千両を飾りました。
そして、いつものように栗きんとんも作りました。
今年は、少しやわらかくなってしまった。
でも、おいしかったです。


教授者講習会に行く その二


エスカレータをのぼり、会場へと向かいます)



(覚書)
☆お菓子おたずねのとき
1、先にご製造元をたずねる
2、次にお菓子の銘をたずねる


☆ご亭主から出された出袱紗についてお正客の態度は
1、ご亭主の出袱紗をそのまま使います
(連客が、お茶の席に不慣れであるなど、お茶碗の扱いに不安要素があるときなどは、使わないこともあります)


☆お花
底紅
半夏生


☆掛け軸
年々是好年
*「お家元の若いときの字ですね」(岡崎宗匠
ということでした。
文字からすがすがしさがたちあがってくるように感じました。

教授者講習会に行く その一


(五反田まで教授者講習会を受けに行きました)


今年はいつもの年に較べて余裕をもって会場に到着したのですが、入口で手渡すことになっている案内の葉書を家に忘れてきたことに気づく。完璧ということにはほど遠い毎日が過ぎていきます。


「はがきを忘れてきた方はこちらに名前を書いてください」
 と係りの方に言われて、向かったところ、用意されたノートにはすでに5人ほどの名前が。わたしは初めての体験でしたが、必ず忘れてくる人はいるのですね。早く到着した段階で5人なのだから、いったい、あのあと何人が名前を書いたのでしょう。


今年の講座は「風炉」。講師は岡崎英雄宗匠でした。
実技は炭点前と続き薄茶。
ご亭主たちの手元がスクリーンに映し出されるのですが、落ち着いているように見えても手元は震えているのがわかります。
お顔は涼しそうなのに、手元にも意志があって、勝手に震え続けているかのようです。火箸でお炭がはさめません。
どうなるのかと会場の誰もが思いはじめた時、宗匠がさりげなく手を出し、サポートされました。同時に会場に広がっていた緊迫した空気がゆるやかに流れ始めました。このとき宗匠のお人柄にふれたような気がしました。


来年は、「炉」。


話は変わりますが、姉夫婦が収穫した立派に育ったじゃがいもといんげんが宅急便で送られてきました。ありがとうございます。

旅の途中で…。


(紫の虎の尾と瑞々しいソケイと)

3月から長い長い旅に出て、やっと戻ってまいりました。
といっても、どこかに行くというのではなくて、ほとんど首都圏であっちへいったりこっちへ行ったりしていたのですけれども…。
季節は変わり、いまは梅雨のまっただなか。今年の梅雨は雨の量がほんとうに多い。
雨に封じ込められているという感じです。
そして、まもなく夏至(今年は6月21日)ですね。
この時期になると毎年、観るのがベトナム映画の「夏至」。
観ているうちに、雨の音や雨の匂いが身体のなかに入ってきます。
その「夏至」の映画のなかの雨に負けない降りかたをしているのが今年の雨ですね。

(「夏至」のパンフレット)

ベトナムは、わたしが旅をしたい国のひとつです。
また、日常に戻り、ブログも書いていきたいとおもいます。
よろしくお願いいたします。